〔今日の交通〕東急池上線 7000系

東急池上線は、山手線に接続する五反田駅から旗の台、池上などを経由して、蒲田駅までを結ぶ東急電鉄の路線。東急電鉄と言えば、渋谷と横浜を結ぶ東急東横線や渋谷と中央林間を結ぶ東急田園都市線が有名だが、池上線をはじめ多くの路線を運行している。池上線は五反田から蒲田まで"く"の字状に走り、沿線には商店街が有名な戸越銀座などがある。五反田から荏原中延間は都営浅草線に近いルートを走り、旗の台で大井町から二子玉川方面につながる東急大井町線と接続。雪が谷大塚から蒲田間は東急多摩川線と少し距離をとって並走している。都内、特に山手線に接続する路線の多くは直通運転を行っているが、池上線は直通運転を行っておらず、3両編成の列車が行ったり来たりを繰り返す。快速列車や急行列車もなく、すべての列車が各駅停車となっている。ローカル感が漂う路線だが、日中では6分に1本、ラッシュ時には4分に一本と高頻度の運行を行っている。全線乗り通した場合の所要時間は23分で、山手線で品川を経由して京浜東北線を使った場合でも大きくは変わらない。写真は池上線や多摩川線で活躍している7000系電車。私鉄の支線路線は幹線路線のお下がり車両が使用されることも多いが、7000系は新車で池上線に投入された車両となっており、1000系とともに池上線を支えている。