〔今日の交通〕ANA Airbus A321neo

・2017年9月に就航したANA国内線最新鋭機材~Airbus A321neo
ANAでは2017年9月から運航を開始したAirbus A321neo。主に羽田と熊本、鹿児島、宮崎、米子などを結ぶ路線で活躍する中小クラスの旅客機で、今後さらに勢力を拡大させる予定になっている。neoとは"new engine option"の略で、A321シリーズの新シリーズ版という位置づけの機体。Airbus A321にはA321ceoと呼ばれるグループもあり、外見上それよりもややエンジンが大型になっている。ちなみにceoは"current engine option"の頭文字をとったもの。ANAはneo機とceo機ともに保有しており、どちらも国内線で活躍している。Airbus A321neoの機内は他のANA機と同じくプレミアムシートと普通席の2席種が配置。前方にプレミアムシートが2+2列配列で計8席、その後方に普通席が3+3列配列で計186席配置され、総座席数は194席となっている。このA321より大きい機材であるBoeing 767-300(B763)は総席数270席、やや小さい機材のBoeing 737-800(B738)は総席数166席で、その中間に位置する機材である。搭乗する上でのAirbus A321neoの最大の特徴は、各座席にモニターが設置されていること。さらにコンセントとUSBポートも完備している。もちろんANAの無料Wi-Fiも利用できるため、インターネット接続も可能。個人モニターでは様々なエンターテインメント、フライト情報などのコンテンツを楽しむことができる。最近、日本航空が最新鋭機Airbus A350-900で導入し、話題となった個人モニター。国内線でもANAがこの機材で少し前から運用を開始しており、ANAでは国内線用の他の機材でも導入を進めている。