〔今日の旅客機〕シンガポール航空 Airbus A350-900

・航空会社番付でも毎年上位に君臨するシンガポール航空
 シンガポール航空は日本でも多く見られる航空会社の一つで、チャンギ国際空港を拠点とする航空会社である。日本では羽田、成田、中部、関空、福岡、新千歳(季節運航)に就航している。毎年発表される航空会社のサービスや安全に関するランキングでも毎度トップに君臨する航空会社の一つであり、世界的にもその評価は非常に高い。シンガポール航空はシンガポールとニューヨーク(ニューアーク)とを結ぶ直行便も運航しており、その運航時間は18時間以上となっている。またこの便の特徴は行きと帰りでルートが異なり、行きは日本近海からアラスカ半島方面に飛行するルートを通り、帰りは北極のほうからロシアを縦断して帰ってくる。話を日本路線に戻して、日本路線では近年Boeing787-10とAirbus A350-900が相次いで投入され、福岡線などでも最新鋭のB787-10が活躍している。Airbus A350-900は羽田線のみに投入されており、羽田を夕方に発着する便で活躍している。機内はファーストクラスは設置されておらず、ビジネス/プレミアムエコノミー/エコノミーの3席種が用意されている。前述のニューヨーク便はこのA350-900の航続距離を延ばしたULRと呼ばれる機体で、20時間以上連続で飛行できる性能を持っている。
 
写真:シンガポール航空 Airbus A350-900 9V-SMC 羽田空港国際線(現第3)ターミナルにて