〔今日の旅客機〕ANA Boeing 737-800

・様々な路線で幅広く使用されるANAの現在の最大勢力機材
ANAのBoeing 737-800は同社が運航する機材でも最大勢力となる39機が活躍し、おもに大小様々な需要規模の路線に投入されている。機体記号はJA51ANから導入順に振られており、現在はJA90ANまでが存在する。古い機体では2008年、新しい機体では2018年導入で、10年で40機を導入した。機数で言えば、40機になるはずなのに39機となっているのは、JA67ANがソラシドエアに異動となっているためである。機内はANAの国内線最上位座席であるプレミアムシートが前方に4列並び、その後方に3+3列で普通席が並ぶ配置となっている。総座席数は166席で、普通席の最後方の機体右側は2列である。ANAが運航する便のほか、子会社であるANA Wingsが運航する便でも使用されており、両社の共同使用機という形で使用されている。なお、ANAは三菱航空機が開発中のスペースジェットを投入予定となっているが、その納期が遅れている影響で、このB738を追加投入しており、JA87ANからJA90ANの4機はリース機となっている。ANAのB738は筆者も羽田ととある九州の空港間で搭乗したことがあるが、九州の空港が霧でなかなか着陸できず、着陸に3回挑んで3回目でようやく着陸し、九州の上空を1時間グルグルと飛んだ思い出の機体である。
写真:羽田空港第2ターミナルにて