〔PICK UP〕JAL Boeing 737-800

JAL Boeing 737-846 JA319J

福岡空港展望デッキにて
 
 日本航空が保有する機材の中で最大勢力となっているBoeing 737-800。もともとJALエクスプレスの機材だったものを含めて44機が活躍し、汎用性の高さを生かして、国内線の各路線で使用されている。
 国内線用機材はクラスJシートと普通席の2席種が配置され、クラスJは2+3列、普通席は3+3列の配置。総座席数は165席となっている。一方で、中国・韓国などの近距離の国際線にも使用される国際線機材は、ビジネスクラスとエコノミークラスの2席を配置で総座席数は144席。ビジネスシートは2+2列の「JAL スカイラックスシート」と呼ばれる座席が装備されている。感染症禍となった2020年以降は、国際線が相次いで運休となったことから、国際線機材も国内線で使用されている。スカイラックシートは国際線座席としての評価はあまり高くないが、国内線ではクラスJとして使用され、国内線機材のクラスJよりも豪華な仕様であることから人気の座席となっている。
 JAL母体が運航する路線唯一の小型機材であり、東京-福岡、新千歳などの幹線路線から、中小路線まで様々な路線で運航。幹線路線以外はこのBoeing 737-800型機と、Boeing 767-300型機の2機材が支えている。