〔PICK UP〕JR東日本 E751系 特急つがる

列車プロフィール
特急つがる
運行区間:奥羽本線秋田~青森間
使用車両:E751系4両編成
概略:
秋田~青森間を奥羽本線経由で結ぶ特急列車。秋田県の県北に位置する(東)能代、大館や青森県の弘前を経由し、ミニ新幹線を除く在来線定期特急列車としては唯一東北地方で運行区間が完結する。
現在の使用車両となっているE751系は東北新幹線が盛岡まで開業していたころに盛岡と青森間を結んでいた特急スーパーはつかりとしてデビューし、東北新幹線の延伸開業とともに運行区間を変えてきた。東北新幹線が八戸まで延伸されると、特急スーパーはつかりが廃止され、八戸と青森・弘前を結ぶ特急「つがる」での運用を開始。その後、東北新幹線の全線開業に伴って、一旦定期列車の運用から離脱した。その後、「いなほ」や「かもしか」などの奥羽本線の特急列車再編が実施され、特急つがるは新たに運行区間が秋田-青森間に変更。E751系は2011年からこの新しい特急「つがる」に再投入され、旧型の485系を置き換えた。E751系は現在JR東日本が保有する特急形車両の中で唯一の交流型車両となっており、3編成しか製造されておらず、希少形式として知られている。なお、デビュー当初は6両編成だったが、現在の運行区間となった特急「つがる」に再投入された際に、4両編成に短縮されている。
特急つがるは現在1日3往復が運転され、秋田~青森間を2時間40分で結ぶ。4両編成のうち、秋田側の先頭車である1号車はグリーン車と指定席の半室構造、2号車は指定席、3・4号車は自由席として設定されている。