〔PICK UP〕富山地方鉄道富山軌道線・富山港線
富山地方鉄道 富山軌道線
4系統 南富山駅前行 0600形ポートラム 富山駅にて
メモ：富山市を拠点に鉄道・軌道路線を運行する富山地方鉄道。富山市街を走る路線電車は、合計6路線が運行されているが、これらを総称して富山軌道線または市内電車と呼ぶ。戦前から戦後にかけて、富山市とその近郊で多くの路線が運行されていた路面電車だが、1980年代半ばには、現在の富山大学前～富山駅前～南富山駅間のみに路線が減少。しかし、富山市のいわゆるコンパクトシティ政策により、路面電車の再興が図られ、2009年には丸の内～西町間の富山都心線が開業している。さらに、2020年には富山駅の連続立体高架工事の完成により、それまで南北で分断されていた富山港線と市内電車の線路が接続。富山市の悲願だった南北接続が実現した。もともとはJR西日本が運行していた富山港線は、2006年にその一部併用軌道とする形で富山ライトレールが引き継ぎ運行を行っていたが、南北接続と同時に富山地方鉄道に吸収。現在は富山地方鉄道富山港線として、軌道線と一体となった運行が行われている。