〔PICK UP〕JR東海・JR東日本 特急しなの

篠ノ井線・中央本線 特急しなの14号 名古屋行
383系 長野にて
名古屋と長野を結ぶ特急しなの。JR東海が所有する383系を使用し、名古屋~塩尻間はJR東海の中央本線を、塩尻~長野間はJR東日本の篠ノ井線を走行する。振り子式車両の性能を生かし、カーブが連続する中央西線内でも高速で走行できるのが持ち味。名古屋~松本間をおよそ2時間、名古屋~長野をおよそ3時間で結んでいる。松本には信州まつもと空港があるものの、西日本から長野方面へは、特急しなのを利用するのがメジャーである。西日本方面から長野へ向かう際には、お世話になる機会が多い。
6両を基本とし、需要が大きい列車では最大10両編成で運転される。長野側の先頭車がグリーン車で、非貫通型車両の場合は、前面展望を楽しむこともできる。自由席は名古屋側の2両で、両数によって号車が変わる。全体の両数によって指定席の両数が変わる形である。383系も登場から30年が経過し、やや設備の古さが目立つようになった。既にJR東海は383系を置き換える385系の先行量産車の新製を発表している。置き換えの完了はもう少し先になるが、まもなく世代交代の時を迎える。