〔PICK UP〕大阪モノレール彩都線(大阪府)

大阪モノレール彩都線 彩都西行
3000系 彩都西にて
 
 国内のモノレール運行会社で最も運行距離が長い大阪モノレール。伊丹空港へのアクセス路線である本線のほか、万博記念公園から彩都西間の彩都線を運行している。彩都線は正式な路線名を国際文化公園都市モノレール線といい、路線名は彩都ニュータウンの正式名称に由来する。現在運行されている鉄道路線としては最も長い路線名である。万博記念公園で本線から分岐し、北へ走る彩都線。万博公園の外周を周り、大阪大学医学部付属病院がある阪大吹田キャンパスの東側を通り、その後は北上し、彩都ニュータウンへ。当初の計画では、彩都西駅から先も延伸予定だったが、ニュータウンの開発状況を鑑みて、2019年に延伸計画は断念された。
 全区間の所要時間は12分。時間帯により7分~12分間隔で運転されている。大阪市街への通勤通学客が多い朝夕時間帯は、万博記念公園から本線へと直通し、北大阪急行南北線と接続する千里中央発着での運転を基本とする。一方で日中は線内のピストン輸送となり、万博記念公園で門真市、大阪空港両方面への列車に接続する形で運転されている。